2020/12/21~25のIPO企業
《 IPOリスト 》 |
先週のIPOも12社ありました。
社長と副社長は船井総研出身で、EC運営のアウトソースを受けているものと見受けました。主要取引先の開示がないところを見ると、中小向けなのでしょうか。ウイルス禍が追い風なのか、予想収益は高い成長を示しています。
ベビーシッター派遣が有名なのかもしれませんが、売上の大半はエデュケア事業と呼んでいる保育所等の運営。一部上場で公開価格割れなので、ファンドEXITか再上場かと思いましたが、どちらでもない様子。公開価格が高すぎたってことでしょう、大和さん。
ノーコードでアプリ開発するためのプラットフォームを提供する会社。赤字予想での上場ですが、初物だからか、高い株価がつきました。
ロボアドバイザーの運営会社。こちらも初物の赤字上場で、高い株価がつきました。成長可能性説明資料では一切ふれられていませんが、運用成績は実際どんなものなのでしょう?
WebのUX改善、動画制作等をやっているようですが、実際のところ何をやっているのかがわかりにくい。この会社も赤字上場。KDD出身の取締役の方は、名前の聞き覚えがあることを考えると、大学の後輩ですかね。
またしても赤字上場。エネルギーテック企業を謳っていますが、売上の半分強は、エネルギープラットフォーム事業と呼んでいるもので、電力・ガスの切替の集客ってことでしょう。イニシャルの収益だけでなく、通信代理店と同様に、ストック収益もあるようです。もう一つのエネルギーデータ事業というのは、エネルギー会社のWebシステム等の運営受託ってことだと思われます。これって、エネルギーテックなんでしょうか?
住宅設備機器のECサイトを運営。Webサイト名をそのまま社名にするとは潔いですね。目の付けどころがよかったということでしょうが、参入障壁は高いのでしょうか?
こちらは事業内容が全く想像できない堅い社名ですが、無料ゲームアプリによる広告事業を展開。役員はCA出身。
市場調査会社のJASDAQ上場で、今期予想は減収減益なのに、こんな株価がつくのかという印象。今後も大きくは成長はしないでしょう。なぜ上場したかったのか?
水栓メーカーの二部上場で、減収減益予想。PERは10倍割れで、PBRも1倍を大きく割り込んでいます。そりゃ、買われませんよ。大和さん、何がしたかったんですか?
創薬ベンチャーのIPOには、語る言葉を持ちません。
歯科向けに電子カルテ等を提供する会社のJASDAQ上場。売上規模が小さいですが、市場が小さいのか、競合が多いのか。