2020/12/14~18のIPO企業

IPOリスト

年末にかけて業務多忙で更新が全く追いつきませんでした。
この週のIPOは12社ありました。

ビーイングホールディングス

物流3PLの二部上場、減益予想でこの株価ならいい方でしょう。

スタメン
成長可能性に関する説明資料

予想売上10億円未満のミニ上場。TUNAGという、エンゲージメント向上のためのHRサービスを提供している会社。リンクアンドモチベーションのサービスに様々な機能を付加した感じに見受けられます。私には、非科学的な印象が拭えません。

ローランド

電子楽器メーカーのMBO後の再上場で、お決まりの公開価格割れ。MBOのときには一悶着あったようで、何のためのMBOだったのかは知りません。

Fast Fitness Japan
成長可能性に関する説明資料

24時間営業のANYTIME FITNESS をFC展開する会社。ウイルス禍の影響とはいえ、減収減益予想でこの株価がつくとは。成長可能性説明資料によると、男性若年層がメインターゲットなんですね、知らなかった。

バルミューダ
成長可能性に関する説明資料

高級生活家電を展開する会社。ファブレスで特許に守られているわけでもなさそうなので、ここまで成長するとは私の予想が外れました。しかし、成長は早晩頭を打つという私の予想は据え置きます。

オーケーエム

バルブメーカーの二部上場で、減収減益予想では、PBR1倍割れも不思議ではありません。なぜこの時期に上場する必要があったのでしょうか?

リベルタ

コスメ商品、トイレタリー商品、健康美容雑貨商品、機能衣料品、加工食品と種々雑多に取り扱うファブレスメーカーのJASDAQ上場。私は商品を全く知りませんが、知名度が高いのか、高い株価がつきました。比較的よくある会社のように見受けられますが。

プレイド
成長可能性に関する説明資料

KARTEというWeb来訪者の分析ツールを提供する会社。赤字予想のまま上場しましたが、非常に高い株価がつきました。

ビートレンド
成長可能性に関する説明資料

予想売上10億円未満のミニ上場。小売・外食向けのCRMサービスを提供している会社。私は店舗アプリをインストールすることがあまりないので、こんなに高い株価がつくとは驚きです。

かっこ
成長可能性に関する説明資料

予想売上10億円未満のミニ上場で、またしても高い株価。データサイエンスというワードに反応したのでしょうか?不正な注文・アクセス等を検知するサービスを提供している会社です。AI/Machine Learning/Deep Learning/Big Data関連上場企業リストに加えておきます。

AI/Machine Learning/Deep Learning/Big Data関連上場企業

ココペリ
成長可能性に関する説明資料

そしてまた、予想売上10億円未満のミニ上場かつ高株価は続きます。Big Advanceという、地銀・信金・信組が中小企業向けに提供するメディアを運営しているようですが、こんなプラットフォームで有効なビジネスマッチングなんて滅多に成立しないでしょう。月額3千円を支払う企業がどれだけいるのかは開示されていません。地銀等の単なる外注先という印象が拭えません。

インバウンドテック
成長可能性に関する説明資料

多言語対応のコールセンターを運営する会社。ウイルス禍の影響を受けて大幅な減収予想なのに、高い株価がつきました。成長可能性説明資料でポジショニングの違いを説明していますが、競争力があるとすれば人件費単価が安いところにあるのではないかと思います。Ⅰの部を見る限り、社員の平均年収は約5百万円ですが、非正規の給与水準は低いのだろうと推測します。もっとも、正規と非正規の格差は、他のコールセンターも同じでしょうが。

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