「会社四季報CD-ROM 2020年4集秋号」ダウンロード版による検索
「会社四季報CD-ROM 2020年4集秋号」ダウンロード版を購入しました。価格は7,400円ですが、以前購入したことがあると送られてくるクーポン700円を使用したため、支払は6,700円になりました。本当は3集夏号を購入しようと思っていたのですが、今年はウイルス禍のために3月期決算の発表が遅れている会社もありそうだったので、4集秋号を購入しました。このCD-ROMがよいのは、10年分の決算情報が分析できるところで、私の知る限り、10年分のデータを収録している比較的安価なものは、このCD-ROM以外にありません。ダウンロード版はCD-ROM版より300円ほど安くなっています。
このダウンロード版の気に入らないところは、データ量を考えると仕方ないのでしょうが、起動が非常に遅いところ。あと、検索結果をデータとして書き出せないところです。こちらも、定期的に売るためなので仕方ないとは思います。
早速、目的の検索をしてみました。検索したのは、直近5期連続増収で、5期の売上高・営業利益・純利益のCAGRが10%以上の企業です。連結で114社、単体で32社、計146社が該当しました。初期表示は証券コード降順になっています。プルダウンで表示件数を増やして、各項目でソートしてみて下さい。
この検索の意図するところは、これらの上場企業には何か戦略的に優れたところがあるだろうということです。「戦略」を謳うからには持続性が必要であることから、最低5期分の指標で見る必要があると考えます。そのうえで、上場企業として優れた戦略を有しているのであれば、毎期の増収と、年率10%以上の収益成長は実現しているだろうという仮定に基づいています。株価は、5期前の年足安値と前期の年足高値を比較しています。株価も同様に年率10%以上で上昇したとみなせるのは84社でした。
このリストをもとに、いろいろと考えてみたいと思います。