2020/9/23~25のIPO企業

IPOリスト

先週はIPOが5社ありました。
新規承認は3社ありました。

グラフィコ

決算情報等を見ると、カテゴリーを、ヘルスケア、ビューティケア、ハウスホールド、医薬品、その他に分けていて、前2期実績と今期計画で最も売上が大きいのはハウスホールド。オキシクリーンという酵素系漂白剤を仕入れてドラッグストア等で販売しているようです。
売上成長率がさほどでもないことを考えると、株価は高い印象です。

トヨクモ
成長可能性に関する説明資料

サイボウズからMBOで独立した会社だったのですね。安否確認サービスとkintone連携サービスを展開していますが、決算情報等によれば、前期末の有償契約数はkintone連携サービスが安否契約数の約2倍。一方、成長可能性説明資料によれば、契約単価は逆に安否確認サービスがkintone連携サービスの約2倍なので、それぞれの売上がほぼ拮抗しているものと推測されます。
上場前にTVCMを集中投下したのが功を奏したのか、異常に高い株価がつきました。決算説明資料はかなりしょぼいですが、開示資料に凝るより、TVCM打つ方がインパクトが大きいことがよくわかりました。

まぐまぐ

メルマガ配信の老舗で知名度は抜群でしょうが、減収減益予想でありながら、上場日に値がつかず、こんな株価がつくとは驚きです。やはりIPO株は個人投資家中心なので、知名度が高いと有利ということでしょうか。しかし、この程度の規模で、なぜ今になって上場したのでしょう?

I-ne
成長可能性に関する説明資料

BOTANISTというヘアケアブランドが有名。知名度は高いですが、こちらはそこまで異常な株価ではありません。社名とブランド名が一致していないからなのか、異常な株価がつくのはITサービスだけなのか。確かに、流行り廃りがありそうな製品だと思いますが。

STIフードホールディングス

水産原料を加工した惣菜・缶詰等の製造販売を行っている会社。知名度は高くないと思われますし、二部上場であることを考えれば、株価はついた方ではないでしょうか。

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