12/14上場 エル・ティー・エス
ロボティクス、AI、働き方改革、とキャッチ―なワードを並び立てていますが、何の会社と言うべきか定義しづらい会社です。Ⅰの部で開示されている上位取引先はDIC(旧、大日本インキ化学工業)とLIXILで、成長可能性説明資料には他の大企業も挙げられています。セグメント情報を見る限り、「プロフェッショナルサービス事業」が大半で、その中身は「ビジネスプロセスマネジメント」「コンサルティング」「デジタル活用サービス」から成るようですが、成長可能性説明資料の19ページを見る限り、入口はERP導入コンサルのように見受けられます。そのような顧客開拓アプローチだとすると、大企業と大きなギャップがある中堅・中小へ入り込めるかは未知数でしょう。もう一つの事業である「プラットホーム事業」の「アサインナビ」は、現状ではITコンサル系の大手企業が二次請・三次請を探すサービスとして運営されているのではないかと推測しますが、プラットホームを提供すれば自然にマッチング数が増加していくとは考えにくく、マッチングを成立させるための営業工数がある程度必要になるだろうと思われます。
今期予想の収益成長率もIPO企業としては特別高いわけではなく、さほどの成長期待感を持てないのですが、なぜこのような高い株価がついたのでしょうか?
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