9/30上場 G-FACTORY
奇しくも、前日に上場したシンクロ・フードと同様、飲食店開廃業の支援を行っている会社で、こちらは飲食店の物件サブリース・仲介や内装リースをリアル(オフライン)で手掛けています。契約や開業資金を肩代わりするビジネスで、特定業態を持たないフランチャイザーと言ってもよいでしょう。
また、「名代 宇奈とと」のフランチャイジーも自ら14店舗運営していますが、セグメント利益の構成比は20%程度となっています。
シンクロ・フードと比べて単価の高いビジネスを展開しているため、予想売上高・純利益とも成長率は高いのですが、PERは20倍強に止まっています。新規性を感じにくいビジネスで、物件仲介、内装リースともに競合は多いと思われるので、株式市場での評価がシンクロ・フードより低くなるのは仕方ないかもしれません。
このビジネスの最大のリスクは与信管理でしょうか。顧客に物件サブリースや内装リースを提供している場合は、顧客の廃業によって残額が回収不能となるリスクがあります。与信管理を適切に行いながら事業を拡大しようと思うと、急拡大は難しくなると思われます。
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