「DXの真髄 日本企業が変革すべき21の習慣病」


ずいぶん久しぶりの書籍レビューになります。そもそも忙しくてあまり本を読めなかったのですが、いくつか読んだ本もレビューを書く時間を割くレベルにないものばかりだったので。

この本も第1章の課題認識があまりにありきたりの指摘だったのでまた失敗したかと思いましたが、事例が紹介されている第5章と、最終章の第6章はそれなりに示唆がありました。ということで、21の習慣病が挙げられているであろう第2章から第4章は全く読んでいません。

第5章を読んで感じたこととして、結局のところDXと呼ばれているものを私が言い換えるなら、Zero Based BPR (Business Process Re-engineering) over Digital Technologies なんだなってことです。そのうえで、第6章に書かれている、「社内でDXを十分に果たせていない段階で、顧客向けのDXをいきなり成功させられるだろうか。」「社内のDXをもっと重視し、先行すべきだ。そこでまず、社員一人ひとりが、自主的にトランスフォーメーションを続けていける力を磨く必要がある。その力を備えていない社員に顧客接点のDXを実現できるわけがない。」とする著者の主張は小気味よいし、たとえBPRを売りたいがための主張であるにしても正しいと思えます。

しかし、事あるごとに現場の反発が、とか、現場の理解がないと、とか出てきますが、トップダウンに従わない社員を降格させたり解雇させたりできるようにならないと、BPRも遅々として進みません。まぁ、そんな社員をつけ上がらせてしまった過去のトップがそもそも悪いんですが。

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