「最強の教養 不確実性超入門」

Prime Readingで無料だったのでダウンロードして読んでみました。内容的には既に知っていることが多かったものの、金融的観点で不確実性について書かれていて、最後まで飽きずに読めました。

“不確実性には、ランダム性に起因するものと、フィードバックが生み出すカオス的不確実性がある”という整理はわかりやすいですし、“不確実性の効果を過小評価する人間という生き物は、その裏返しとして、予測の力を過大評価する”という説明もわかりやすいと思います。
不確実性に対処するには、勝率にこだわらずに、数多くの小さな失敗を受け入れ、致命的な失敗を避けながら、大きなチャンスを見逃さないというのも、至極真っ当な論理展開と感じました。

リーマンショック時とアベノミクス時のアナリストの株価予測は憶えておきたいファクトです。

  • 2008年の年初の日経平均株価15,155円に対するアナリストの年頭予測は、年内に12,000~19,000円あたりだったが、実際には8,500円台まで一時下落し、年末終値は8,859円だった
  • 2013年の年初は10,604円でスタートし、8,500~13,500円の年頭予測だったが、実際には16,291円まで上昇した