「女性人材の活躍2017-女性コア人材の育成の現状と課題」

日本生産性本部による調査レポート。本レポートから得られた気づき(あくまで私の関心の範囲で)は次のとおりですが、リーズナブルな価格なので、詳細はご自身で購入して確認して下さい。

  • 従業員3,000人以上の大企業で女性活躍推進の取り組みが進展している一方、中小では遅れている
    • 但し、金融・保険業にデータが引きずられている可能性がある
    • 特に金融・保険業では、管理職を目指す女性が増えた、責任の重い仕事・リスクのある仕事を受け入れる女性が増えた、との回答が他の業種と比べて著しく高い
  • 女性活躍推進法への対応が進んでいないと回答した従業員3,000人以上の大企業の5割が、具体的な進め方がわからないと回答
  • 女性管理職が増加した企業では、次との相関が見られる
    • 経営方針または経営計画での女性活躍推進の明文化
    • 女性社員への教育・研修参加機会の拡大
    • 女性社員の仕事意識が高まる
  • 業績向上への期待は見られるが、実際の変化はまだ現れていない
  • 管理職と管理職予備軍の双方の育成が進む企業と、双方とも育成が進まない企業に二分される
  • 私大2年生の調査では、男子学生と比べて、女子学生は、昇進・昇格自体には積極的だが、それに伴う責任や他者への影響力拡大を求めない傾向がある