9/29上場 テックポイント

日本人が代表を務める米国企業の日本市場での上場。事業内容は、「監視カメラ及び車載カメラシステム市場向けの半導体混合信号集積回路の設計、マーケティング及び販売」とのことで、Ⅰの部によれば、2015年12月期、2016年12月期とも、売上の8割以上はPhitec Electronic (HK)という深圳の会社向けで、HPを見る限り、東芝のHDDを取り扱っている代理店のようです。成長可能性説明資料によれば、売上の98％は監視カメラシステム向け、また88％が中国向けとなっており、中国の主要メーカーであるHIKVISIONなどに採用されているとのことです。車載カメラシステム向けは直近決算情報等において日本メーカーと韓国メーカーに採用されていると書かれているものの、具体的な社名は開示されていません。
市場の成長を謳っているものの、業績予想は前期比減益。それでも高い株価がつきましたが、売上の大半が海外向けで実態が把握しづらいので、丁寧な情報開示を望みたいと思います。

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