「勉強の哲学-来たるべきバカのために」
昨年話題になった書籍らしいのですが、今まで全く知りませんでした。最初のうちは哲学的な説明が続き、どうなることかと思いましたが、十分読む価値がある本だと感じました。
この本を読んで、私が普段「バカ」と呼んでいる人は、アイロニーもユーモアも欠けた人のことなのだと整理できました。つまり、この本のとおり、「周りに流されているばかり」の人はバカである、と私は感じているということです。
この本から学んだのは、
- アイロニーを突き詰めて絶対的な根拠を求めてはならない
- 決断主義に陥ってはならない。それは他者への絶対服従である
- 信頼に値する他者は、粘り強く比較を続けている人たちである
- 信頼性の根拠は、その著者・文献が、知的な相互信頼の空間から信頼を受けているかどうかにある
- アイデアを出すために書く。アイデアができてから書くのではない
ということです。
私が書いているレビューも、アイデアを出すために書いているとご理解下さい。