6/23上場 バーチャレクス・コンサルティング

かつてシンプレクス・テクノロジーとして上場していた(MBOにより現在は廃止)シンプレクスの元子会社。公募によって子会社からは外れたもようです。
で、どんなMBOだったのか調べてみたところ、日経記事によれば、カーライル系ファンド等が出資する会社によるもので、既存事業の頭打ちに対し新規事業投資を行う方針、というよく目にするもの。それがシンプレクス本体の再上場ではなく、コールセンター受託を主たる事業とする子会社を上場させたということは、ご多分に漏れずMBOが思惑どおり進まず、ファンドが短期的な資金回収に走ったものと邪推しましたが、それにしては時価総額が小さすぎる。シンプレクスやカーライルの狙いはどこにあるのでしょう?
上流のコンサルティングも手掛けているというだけあって、スライドは綺麗に書けていますが、会社発表資料のように市場の第二成長期といえるのかどうか? 少なくとも初日の株価を見る限りでは、投資家からはさほど成長期待をされていないようです。今期予想売上高の前期比成長率が1桁に止まっているのでは、無理もありません。

公募価格 1,090円
初値(6/23) 1,235円(+13.3%)
初日終値(6/23) 1,200円(+10.1%)
時価総額(6/23 初日終値・発行株数ベース) 3,438百万円
予想PER(潜在株含む、初日終値・予想純利益ベース) 15.5
PBR(潜在株含む、初日終値・直近純資産ベース) 4.4

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