9/22上場 PKSHA Technology

AI、マシンラーニング銘柄ということで案の定、高い株価がつきましたが、具体的には何をやっている会社なのでしょう? Ⅰの部を見る限り、過去3期とも売上構成比で10%以上なのはドコモです。他に単年度で売上構成比10%以上なのは、リクルート、東電、電通。これだけでは、具体的にどんなサービスでどのように使われているのかは分かりません。
成長可能性説明資料によれば、現時点での展開領域は、マーケティング、カスタマーサポート、ヘルスケア、イメージングデバイスとのことですが、特に目新しいものではありません。それでは競合優位性はと言うと、高学歴の優秀なエンジニアが揃っていますということしか書かれていません。
現在の規模を考えると、評価が高すぎる印象ですし、大きな資金調達をしましたが、研究開発投資、システム投資、人材先行投資、広告宣伝投資をするにしても、黒字維持を前提にするならなかなか使い切れないでしょう。現時点の規模で黒字を出して急いで上場する必要があったのか、疑問を感じます。創業から過去4期、一度も赤字を出していないのは、一般的な経営としては間違っていないものの、スタートアップとしてはこじんまりとしすぎているように感じられます。

■IPOリスト 2017 上場前
■IPOリスト 2017 上場後
■会社WEBサイト
■会社発表 直近決算情報等
■会社発表 成長可能性説明資料

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