「カリスマ幻想−アメリカ型コーポレートガバナンスの限界」

「偶然の科学」で引用されていたので読んでみましたが、全般的に論文調で読み進めにくく(途中からは小見出しで興味があったところだけを飛ばし読みしました)、知りたかった「カリスマ性と業績とは相関が低い」ことを裏付ける定量的な分析は見当たらず、私が期待した内容ではありませんでした。

一つだけ記憶に留めておきたいのは次の一文。
「少人数グループに特徴的に見られる行動様式を研究した報告によると、問題解決を委ねられていた少人数グループが自信を喪失して危機に面すると、より少ない僅かな人たちに解決を委ねる傾向になるという。」